★趣味の登山の記録や身近な里山を歩いて、お花や身近な自然を撮影しています。 ★カメラはキャノンEOSを使用しています。 ★自宅から半径3キロ圏内を”里山の森”と名付けて散歩してます。 里山の森を中心に、”朝日の見える大地”や”夕日の見える丘”などと勝手に名付けて遊んでいます。
平成27年8月24日~27日(3日間)、晴れ~雨!

今日の”みちくさんぽ”は、飯豊連峰(朳差岳~北俣岳)の稜線を訪ねてきました。
1日目、飯豊山荘から丸森尾根を登り、頼母木小屋に泊!
2日目、頼母木小屋から朳差岳を往復して、北股岳に至り、門内岳に戻って門内小屋に泊!
3日目、門内小屋から梶川尾根を下って飯豊山荘へ下山

★飯豊の峰嶺は、もう秋の気配が迫っていました。
 夏の花たちも終わりを迎えており、晩夏の様相、夏惜しむ山旅となりました。

◎1日目(8月24日)晴れ!
お天気良好、暑い最中、きつい丸尾森尾根を登っていくと、稜線手前にてガスに包まれた。
2日分の食料とお酒、重い荷物を背負い、やっとのことで地神山北峰にて、稜線に上がる。
稜線上に出ると、雲間から雲海も伺えるようになった。
飯豊の嶺は、夏を惜しむように、咲き残ったお花達を楽しんだ。 
タカネマツムシソウだ。このお花に逢えてよかった。
飯豊連峰2015_08_24-26・163


















頼母木山を越えて、賑やかな話し声が聞こえてきた。
間もなく頼母木小屋だ。その話し声の中には女性の声も混じっていた。
頼母木小屋に着くと、空は晴れて雲海も見ることが来てた。
素晴らしい雲海だった。
飯豊連峰2015_08_24-26・190


















頼母木小屋の小屋番さんは女性の方だった。
飯豊のオアシスと言われるほど、水事情がすばらしい!
小屋まで冷たい水が引かれているのだ。それもコントンといっぱいだ!
冷たい水に浸された缶ビールをいただく。500ミリリットルで1000円!
この冷たさと、このお山にて、全く高い値段だとは思わなかった。
至福の時だった。
飯豊連峰2015_08_24-26・193


















酔いも疲れと共に、全身を包んでいた。
辺りは、夕刻に近づき、ガスも湧き上り谷間を流れる滝雲が迫る。
素晴らしい光景であるが、普段とは違った雰囲気、怖さも覚えた。
しかし、日本海を照らす夕日が黄金色に輝きキレイだった。
飯豊連峰2015_08_24-26・202


















夕日は、劇的な瞬間を見せてくれた。
小屋に同宿の人達と、感嘆の時を過ごした!
飯豊連峰2015_08_24-26・217


















真夜中目が覚めた。
外に出てみると満点の星空だった。
カメラを持ち出して星空を撮影してみた。星夜撮影は難しい!
飯豊連峰2015_08_24-26・224


















◎2日目(8月25日)
昨日の夕日に続き、今朝も劇的な朝日を見ることができた。
なんて幸せな時間だったのだろう!
飯豊連峰2015_08_24-26・253


















日が昇ると、谷底を埋め尽くす雲海の流れがゆっくりと形を変えていった!
飯豊連峰2015_08_24-26・274


















今日は朳差岳を往復する。
朝日を感じながら、朝露に濡れる登山道を歩いていく。
イワインチンやミヤマコゴメクサなど、たくさんのお花達が出迎えてくれる。
飯豊連峰2015_08_24-26・318


















晩夏のお花、トリカブトが全盛期を迎えていた。
飯豊連峰2015_08_24-26・363


















そして、朳差岳!山頂を越えて長者平へ行ってみた。
頼母木小屋の小屋番さんのお薦めの光景を見るために!
長者平の何処までも広がる草原の向こうに、飯豊連峰の峰嶺が見えていた。
頼母木小屋からは見えなかった飯豊本山もここからでは絶景である。
飯豊連峰2015_08_24-26・408


















素晴らしい眺望を楽しんで、朳差岳まで戻る。
ここから、頼母木小屋にもどり、北股岳へと足を運ぶ!
素晴らしい稜線が続いていた。手前に見える小屋は朳差岳避難小屋だ!
飯豊連峰2015_08_24-26・431


















この小屋で一息入れよう!
小屋前のベンチに座り大きく深呼吸をした。
すると、その周りにはハナイカリが所狭しと咲き誇っていた。
ただ歩いていては分からなかっただろう。
飯豊連峰2015_08_24-26・435


















朳差岳から、鉾立山、大石山を経て頼母木小屋へ戻る。
デポしておいた荷物をザックい詰めし込んで、今日の目的地北股岳に向かう!
しばし小屋番さんとお話をして、先に進んだ。
振り返ると、小屋と朳差岳がやけに調和して見えた。
飯豊連峰2015_08_24-26・487


















緩やかに高度を稼いで、地神山北峰に至り、ここでも振り返った。
谷間から湧き上がる雲海が、今にも頼母木小屋を飲み込もうとしていた。
飯豊連峰2015_08_24-26・499


















間もなく地神山に着くころ、辺りはミヤマコゴメクサやウメバチウソが群生を成していた。
その中に、真っ白なタカネマツムシソウが咲いていた。
初めて見る白いマツムシソウだった。とっても胸が締め付けられる感情が湧き起こった。
飯豊連峰2015_08_24-26・514


















しばし楽しんで、雲海を見ながら稜線を歩む!
地神山山頂を越えて、扇の地紙から、北股岳の更に先に梅花皮小屋が見えてきた。
今日の宿泊予定地である。
飯豊連峰2015_08_24-26・543


















そして、門内小屋、門内岳を越えて北股岳である。
ここで、宿泊地の梅花皮小屋の小屋番さんに出逢う。
今日は梅花皮小屋に世話になって、明日は来た道をもどり梶川尾根から下ることを告げた。
小屋番さん曰く、明日の天気は崩れる、この辺は強い風に見舞われるだろうと!
飯豊連峰2015_08_24-26・580


















昨年、ここで、暴風に見舞われ難儀した記憶が蘇る!
飯豊連峰2015_08_24-26・581


















今年もかと思うと、少しでも風を避けて稜線を避けるため、門内小屋に戻ることを決めた。
飯豊連峰2015_08_24-26・589


















◎三日目(8月26日)
朝、目が覚めると小屋の外は暴風だった。
門内小屋から下山に使う梶川尾根は目と鼻の先だった。
風雨が身体を叩き付けてきた。
頬が冷たく痛い。
飯豊連峰2015_08_24-26・1003
















梶川尾根である。主稜線を離れれば風も弱まるだろうと思ったが甘かった。
谷底から吹き上げる風は、雨粒をも強固にして更に身体に叩き付けてきた。
厳しい、身体を斜めにしながら風に耐えて前に進む。恐怖を感じた。
飯豊連峰2015_08_24-26・1012
















なんとか、梶川峰に着き、高度を下げはじめると、樹林帯でもあり風も弱まり、ガスもとれてきた。
風や雨は稜線沿いだけであった。
滝見場まで降りてくると、石転び沢の雪渓が見えてきた。
飯豊連峰2015_08_24-26・625


















湯沢峰から、すっかり空は晴れていた。
しかし、飯豊本山はすっぽりと雲に覆われている。
稜線は、まだ荒れているのだろう!
飯豊連峰2015_08_24-26・645


















飯豊本山にかかる雲が、なんとも素晴らしくてキレイだった。
飯豊連峰2015_08_24-26・647


















詳しい山行記録はこちらから!素敵な写真がたくさんあります。


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